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子宮頸がん予防ワクチン
とは?
子宮頸がん予防ワクチン
の種類
接種対象
   



 


最近20代〜30代の若い女性で急増中の子宮頸がんは、性感染する発がん性HPVというウィルスが原因です。
約80%の女性が一生に1回は発がん性HPVに感染するといわれています。
発がん性HPVに感染し、運が悪いと数年かかって細胞が前がん状態になり、さらにもっと運が悪いと数年から
数十年かかって子宮頸がんになってしまいます。 (子宮頸がんにまでなるのは、発がん性HPVに感染した女性の
うち約0.15%といわれています)
発がん性HPVは15種類ほどありますが、そのうち若い女性の子宮頸がんに特に多い16型と18型に感染しないように抗体をつけるのが、子宮頸がん予防ワクチンです。
子宮頸がん予防ワクチンの接種により、子宮頸がんの6割〜7割を予防できると考えられています。
半年の間に3回筋肉注射します。
費用は、公費助成対象なら無料(市町村により異なります)。公費助成の対象でなければ、自費で1回1万5千円×3回分です。




本国内では、2009年12月にサーバリックスというワクチンが、子宮頸がん予防ワクチンとして初めて発売されました。
2010年からは、主に中学生を対象に国や市町村からの公費助成で接種できるようになり、日本国内で多くの女性
が接種を受けました。

さらに、2011年8月24日よりガーダシルというワクチンも発売になり、2011年9月15日からは公費助成で接種できるようになりました。
どちらがお勧めか?という質問をよく受けますが、各々特長がありどちらか一方をお勧めするのはとても難しいです。

各々の特徴を説明します。


サーバリックス
子宮頸がんのみに対する予防ワクチンです。
子宮頸がんの原因である発がん性HPV(15種類のうち16型と18型の2種類)というウィルスに対しての長く確実な予防効果が期待できます。

ガーダシル
子宮頸がんに対する予防ワクチンです。
それに加えて、性感染症のひとつである尖圭コンジローマと呼ばれる一種のイボに対しても予防効果のあるワクチンです。
(尖圭コンジローマの原因ウィルスである発がん性のない6型と11型のHPVに対しての予防効果があります)
尖圭コンジローマは、一度かかるとなかなか治りにくいこともあるイボです。尖圭コンジローマも予防できればお得かもしれ
ません。
接種時の痛みがサーバリックスに比べ軽い傾向があります。
ただし、子宮頸がんの原因である発がん性HPVのうち18型というウィルスに対しての予防効果が、サーバリックスに比べて長持ちしないかもしれない可能性があるという報告があります。

ちなみに、どちらか一方を接種してしまうと、もう片方を公費助成では接種出来なくなります。






子宮頸がんワクチンの接種対象は、主に未婚の女性です。
既婚女性は、新たに発がん性HPVに感染する可能性は低いと考えられるので、接種する意味は大きくはないと
考えられます。

一番効率的なのは、まだ性交渉の経験がない(つまりはHPVに感染していない)10代前半への接種です。
日本での公費助成の対象が主に中学生なのもこのためです。

ただし、性交渉の経験がある成人女性も接種する意味は大いにあります。
発がん性HPVの自然感染では、体内に十分な免疫が獲得・維持されず、同じ発がん性HPVに何度でも感染を繰り返してしまいます。たとえ現在発がん性HPVに感染していたとしても、ワクチンを接種すれば、現在感染中のHPVが自然に治った後の、次の感染を予防することが出来るのです。 これをキャッチアップ接種というそうです。

自費だと高価なワクチンですが、理論上は20年程度の効果が予想されており、一生ものといってもよいと思います
ので、まだ結婚相手にめぐり合っていない人は、親のスネをかじってでも受けておいたほうがよいと思います。


 
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